しんしんと
家の近くに、大きな公園があります。
今日の天候もあってか、いつのまにか満開になっているそこに咲く桜。
通勤の時に見えていた数本だけでなく、沢山の桜があること、今日の帰り道に知りました。
気温があまり下がってない夜なのか、この時間もお花見の方が楽しそうに桜の下で宴を開いてます。
そんなしあわせな声にも誘われてから、さーっと通り過ぎてしまう家路を、立ち止まって桜の木の下、大きく息を吸いながら空をみあげてみて。
すきな情景の一つに、大きな粒の雪が風がなくしんしんと降る様がすきだったりします。
それに白くなる息をはあーっと長めに吐いてみたりして。
この桜を見上げたこの瞬間も、何故だか季節も正反対なのですが同じ感覚に包まれました。
そして、思わず出るわけもない白い息を吐こうかともなりました。
少し前まで咲いておらず、そして今は満開のこの桜も、あともう何日かで散ってしまう。
そんな儚さと、雪が積もらない土地で、明日の朝には降ってないだろう珍しく降る大きめの雪を見る儚さがどこか似てるかなとも思う今日この頃です。
nobleman
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